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プロ野球の伝説の一戦と言われる阪神対巨人の戦い
伝統の一戦といわれる阪神対巨人の長い歴史の中で、伝説の一戦を1試合あげるとすれば1973年10月22日の一戦でしょう。 この試合は両チームにとってシーズンの最終戦で、全く同じ勝敗で並んだ2チームの勝った方が優勝という試合であったのです。
ここまで拮抗したシーズンは長いプロ野球の歴史の中では珍しいのですが、両チームとも抜け出す力がなく、最後の最後までもつれたペナントレースになったのでした。 また、阪神は前日に行われた中日球場の中日戦に勝っていれば優勝だったのですが、緊張で自分たちの野球のできなかったため、2対4で負けてこの日を迎えたのでした。
その中日戦でエース江夏を使っていたため、10月22日は上田を先発させましたが、序盤から巨人打線につかまり、結局0対9で敗れてジャイアンツが9年連続のリーグ優勝を決めたのです。 この試合終了後、阪神のあまりのふがいなさに甲子園のファンは怒り、グラウンドになだれ込むという騒ぎがありました。